ごあいさつ
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JASPA ビジネス創出フェア2024の開催です! コロナ禍による中断期間を経ての開催ですが、コロナ禍は、リアルに人々が交流したり、イベントを実施することのビジネス上の価値を再認識させてくれました。
AIに代表される様々な新技術の登場や変化は、今後10年、20年の社会や経済の構造やルール自体を変えてしまい、デジタル社会の進化がアナログ社会も変えてしまおうとしています。こうした変化を踏まえ、2024年のビジネス創出フェアでは、会場を一新し、昨年、好評であった「商談会」は更に充実を図るとともに、講演パートでは行政責任者や言論界から第一線の論客をお招きいたしました。ビジネスのプロ達のトークセッションや、魅力的な展示もございます。 JASPAといたしましては、こうした「フェア」の新しい形を皆様にお届けできるよう最大限の努力をいたします。
是非、皆様のご来場・ご参加をお待ちいたしたいと存じます。
11月22日JASPA ビジネス創出フェア2024での基調講演、特別講演のご紹介を何回かに分けてお届けしようと思います。
最近数年間、JASPAビジネスフェアでは、ソフトウェアやデジタル技術に直接関わる「基調講演」とフェア開催時点でホットな話題を取り上げる「特別講演」を2本立てで企画しています。
今年のフェアの基調講演は、経済産業省の商務情報政策局長 野原 諭 氏に「なぜ半導体なのか? ~日本のデジタル産業政策のリーダーが語る~」と題して講演して頂きます。半導体産業はかつて日本の花形産業であり、世界の半導体市場を日本企業が牛耳っていた時代もありました。しかし、その後内外の理由により、日本の半導体産業がその地位を失ってきたのに対し、世界市場ではクラウド化の進展、AIの登場などにより、半導体への需要が「爆発」と言っても良い状況になっています。野原局長は、政府の中でも半導体産業の重要性と可能性にいち早く着目し、現在の政府の半導体産業政策のリーダーとして知られています。基調講演では、半導体産業の歴史も踏まえつつ現在の半導体政策の概要と目指すところについて語って頂きます。
特別講演は、政治学者の岩田温先生にお願いしました。先般の衆議院選挙後のテレビ各局の番組で岩田先生の姿をご覧になった方も多いのではないでしょうか。派閥の解消、先日の総選挙を経て日本の政治が変わるかもしれないという見方を示す人もいれば、所詮日本の政治は変わらないし派閥は復活するだろうという人もいる。
岩田先生は「保守派」とされることが多いのですが、それは膨大な読書量と歴史の研究に支えられた思考です。この岩田先生は、先般の総選挙の結果をどう捉え、今後の政治の展開をどう見通すのか。余計な忖度なく率直なところを語って頂きます。
次回以降、基調講演と特別講演について、更に踏み込んでご紹介していく予定です。楽しみにお待ちください。