経済産業省の幹部異動に思う

投稿者:nakajima 投稿日時:金, 2017-07-07 02:42

霞が関の7月は幹部の人事異動で始まる。現在はJASPA会長の安延申さんも、経済産業省の幹部。かつてのこの時期は、次の異動先はどこになるか、緊張の時季だったのではないか、と推察する。
さて今年もJASPAにかかわる部署で大幅な異動があった。直接の監督部署である商務情報政策局の情報処理振興課の滝沢豪課長が「内閣府宇宙開発戦略推進事務局参事官」に移った。滝沢課長の在任は1年と短期間だったが、前任の渡辺昇治さん(今回、商務情報政策局情報政策課長から同局総務課長に異動)から引き継いで、久しぶりに経済産業省が情報産業に向かい合ってさまざまな施策を展開してくれたという印象である。
滝沢さんから送られてきた異動の挨拶メールを読むと、改めてこの1年間の経産省の情報分野での動きが活発だったことを実感する。少し引用させていただくと、「未踏人材等の起業支援を強化する『未踏アドバンスト』事業やボリュームゾーンのIT人材の不足解消に向けた『第四次産業革命スキル習得講座認定制度』(大臣認定)の創設、創設以来初の『ITスキル標準』の抜本見直し」「IPA『AI白書』の刊行、情報処理安全確保支援士制度や地方版IoT推進ラボの立ちあげ」などと、目まぐるしいまでのプロジェクト展開である。
忙しい合間を縫って、JASPA会報での座談会、賀詞交換会やJASPAフェアへの参加、講演など、JASPAにも配慮をいただいた。
 ただ、やはり1年間だったというのは残念だ。情報産業についてさらに構造改革を進めるべく施策を打ち、進んでゆくべき方向への示唆を欲しいところだったが、それは贅沢な話かもしれない。
 このメールでも述べているが、滝沢さんは「情報処理振興課の最後の課長」になった。異動に合わせて組織の再編成が行われて、情報処理振興課は栄光ある歴史を閉じる。その業務の一部は新たに創設される「情報技術利用促進課」に引き継がれる。JASPAの監督窓口になる同課には、中野剛志さんが課長に就任した。
 時代の変化は速い。
 JASPAのメンバーもこのスピードに追い付いて、変化を続けてゆかなければならないだろう。